- 2026年9月28日
猫に学ぶ休職中の過ごし方

休職期間中、「何もできていない」という焦りや罪悪感に押しつぶされそうになることはありませんか?
我が家では最近、新しい家族として猫を飼い始めました。名前は「ちまきち」。食べ物のチマキが由来です。サイベリアンという種類の猫で、比較的猫アレルギーになりにくいと知り、思い切ってお迎えを決めました。
そんなちまきちの日常を眺めていると、彼らはまさに「頑張らないこと」のプロフェッショナルだなと感じます。心がすり減ってしまった私たちが無理なくエネルギーを取り戻すためのヒントは、猫の生き方の中にたくさん詰まっていました。
ちまきちの姿から学ぶ、休職期間を心穏やかに過ごすための5つのヒントをご紹介します。
1. 全力で「何もしない」を肯定する

猫は1日に12〜16時間、子猫なら20時間近くも眠ります。「こんなに寝ていていいのだろうか」などと悩む様子は一切ありません。
休職初期に最も必要なのは、何よりも心身の休息です。ベッドから起き上がれなかったり、一日中ぼーっと過ごしてしまったりしても、「今はエネルギーを充電する大切な時間」と捉えてみましょう。ちまきちのようにただぐっすり眠り、身体を休めること自体が、今の立派な仕事です。
2. 「今、この瞬間」の心地よさだけを味わう
人間はつい、「復職できなかったらどうしよう」「あのときこうしていれば」と、未来の不安や過去の後悔に意識が向かいがちです。
一方で、猫の頭の中にあるのは常に「今」です。「この日向が暖かい」「このクッションが気持ちいい」ということだけに集中しています。不安が頭をよぎったら、温かいお茶を飲んだり、お散歩をしたり、クッションを抱きしめたりして、五感で感じる「今ここにある心地よさ」に意識を戻してみましょう。
3. マイペースを貫き、他人の目を気にしない

猫は誰かの機嫌をとるために行動することはありません。甘えたいときには寄っていき、一人になりたいときには静かな場所に身を隠します。
休職中は、無理に周囲の期待に応える必要も「良い人」でいる必要もありません。SNSを見たり他人の目を気にしたりして疲れてしまうなら、しばらく心のシャッターを閉めて、自分の快適さだけを優先する時間をつくりましょう。
4. 身体の伸びと、ちいさな移動
ずっと同じ姿勢で丸まっていると、心まで凝り固まってしまいます。猫は目を覚ますと、必ずと言っていいほど「うーん」と全身を大きく伸ばします。そして気が向いたら、日差しを追いかけて少しだけ場所を移動します。
元気が出ない日は、無理に運動しようとせず、ベッドの上でうーんと背伸びをしてみる。あるいは、窓辺まで歩いて外の空気を吸ってみる。それだけの小さな動きでも、気分がほんの少しほぐれるきっかけになります。
5. 「気まぐれな自分」を許す
昨日は調子が良かったのに、今日は起き上がることすら辛い――休職中の心の波は、お天気のように変わりやすいものです。
猫の気まぐれさを思い出してみてください。さっきまで機嫌よくすり寄ってきたかと思えば、急にぷいっとどこかへ行ってしまう。休職中の自分の体調や感情も、そんな「気まぐれな猫」のようなもの。「まあ、今日はそういう気分なんだな」と受け入れてあげることが大切です。
休職期間は、人生の「立ち止まりタイム」ではなく、傷ついた羽を休めて次に飛び立つための「羽休めの時間」です。
効率や成果を求められる社会から一度離れ、猫のように素直に、自分の心地よさだけを追求する時間を過ごしてみませんか。